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 鉄製の箱に覚醒剤約152キロ(末端価格約105億円)を隠して中国から密輸したとして、警視庁は、台湾人の鍾佳憲容疑者(37)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕し、14日発表した。容疑を認めているという。

 組織犯罪対策5課によると、逮捕容疑は10月28日、中国福建省からの定期コンテナ船で、鉄製の箱二つに隠した覚醒剤東京都江東区の港に陸揚げし、密輸したというもの。箱は60センチ四方で、その中に1キロずつ袋に小分けにされていたという。税関には小型の重機「小石運搬機」と申告していたが、実際の小石運搬機とは形状が異なっており、東京税関の職員が不審に思って箱を開けたところ、覚醒剤が見つかった。

 箱は陸揚げされた後、鍾容疑者が契約していた東京都足立区のマンションに送られており、同課は他にも関与した人物がいるとみて調べている。